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「古代イスラエル」がコメントにありましたので

とりとめのない詩






読み手に気づかれなかった詩は


ひっそりと自分の身体を解いてしまう




そして一本の線の集まりになって


風に吹かれて消えて行く




カレンダーが五十音のようになって


数字を並べている




忙しさがカレンダーの象徴であるなら


いまの僕は十分に休息を保っている


だが


どう休息していいのかわからない




何も書かれていない真っ白な紙があると


責任のように文字を連ねてしまう


春よ


君の訪れのように僕の言葉は蕾を膨らませるのだ




一夜を越えて書きあがった詩を眺めるときに思う


眠れない詩人よりも眠らない詩人でありたいと




真夜中に張り詰めていたギターの弦が


ひとりきりでプツリと切れる




という書き出しはどうだろうか




あれは金曜日が花束のようにやってきた日だった




と書くのはどうだろう




歌が無限であるように詩も無限なのだ




日本の文化の根底にはイスラエルがある


僕たちは気づかないうちにヘブライ語をたくさん喋っている




と考えながら書いて来たこれまでの詩にも


彼方ヘブライが混ざり合っている




すべては混ざり合っている


単一化されたものなどどこにもない




気持ちはひとつと言うが


様々な気持ちや経験が混ざり合ってひとつになっている


ひとつとは言葉が見せているだけのマジックにすぎない


けれど


ひとつになりたいと語る言葉には嘘はない




と書けば共鳴してくれるだろうか


それとも冷めた人間に思われるだろうか




そう書くことで保身しながら


言葉の景色にはいつも気を配っている




もうすぐ夜が明ける


この詩に気づいてくれるのは誰だ






COMMENT

「古代イスラエル」がコメントにありましたのでのコメント

  • ニックネーム:mizunosigeo1979
    古代イスラエルと日本の関係には非常に興味があります。古代中近東の歴史はとても面白いです。
  • ニックネーム:usagi1gou
    ヘブライ語と言えば・・
    菅野よう子さん作曲の「トルキア」という名曲がありまして、この散文詩の冒頭はそれを思い出します。
    アニメの曲です。ファンの人が歌詞の和訳などを載せてるブログ書いてたりします。
    曲はyoutubeにありますんで、もしよかったらどうぞ・・

    あ、このコメント、線になって風に吹かれて消えてく・・かな?

  • ニックネーム:yrinchu
    ♡♡
  • ニックネーム:1qaz
    みんながASKAさんを助けたかった。
    それぞれが出来る事を、それぞれの方法で
    やってみたけれど、それがいけなかったのかなあ。
    長期的な治療の方針はあったのかなあ。
    私も知識が全然足らなかった。猛省しています。
    今度こそは、力を一つにまとめて行ければと思います。
    公的なサポート体制が良くなっていれば良いのですが…お金が無いとか言っていますし…
    日本では無理なのか…。

  • ニックネーム:旅人
    〝とりとめのない詩〟ですか。 ほんとにとりとめもないな。 文字と線だね。
    文字がばらばらになって1本の線になって、また混ざり合って〝ひとつ〟とは? に発展した感じか?
    あと無限ね。 やっぱり、宇宙の話になってしまわないか?
    このまえ、誰かさんのコメントで、これは「UNI-VERSE」だってことで、ある動画に導かれた。
    〝Star Size Comparison 2 〟 惑星の大きさの比較から始まって、たくさんの銀河が無限に存在するって
    ことを描き出している壮大な映像だったぞ。 音楽が良かったせいか、感動的だった。 おすすめ。
    最後のほうに出てきた言葉にもドキッ。 〝Importance always means one thing in relation to another 〟

    〝僕は僕を僕の歌で感じて いつか歌は遠い遠いところへ
     あの人は「朝のリレーだ」 僕らは「願いのリレーだ」〟  ドキッ。 いいね。 

    みんなつながっているって、いつも思えたなら優等生だけど、ふとした時に、時々、思い出す程度でも
    充分ではないかと最近思う。 いつもいつもじゃね。 うざっ、ってなりそうだもんね(笑)。
    ASKA、君を君の歌で心底、感じておくれ。 こころもからだも元気でありますように。 感謝です。