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TOKYO FM「Terminal Melody」36回目放送~ゲスト「松井五郎」

10月16日の「Terminal Melody」のゲスト回。
作詞家の「松井五郎」でした。

五郎か。
今月のゲストのことを知らないで、
直前に会う約束をしたばかりでした。

五郎との出会いは、五郎が語ってくれましたし、
以前、このブログでも触れたことがありました。

出会ったのが、21歳の頃でしたからね。
お互い、こんなに長く音楽業界に残れるとは思ってなかったですね。

握手の出会いか。
それは、覚えてなかった(笑)

「こいつが、あの『乗り遅れた747』を書いた男か。いかにも東京っぽいなぁ」

全然、悪い表現をしてるつもりはありません。
本当に、第一印象。

「乗り遅れた747」だったけかな?
そんなタイトルでした。
ヤマハのポピュラーソングコンテスト、通称ポプコンで、
ひときわ目を惹いたタイトルの歌詞を書いていたのが「松井五郎」でした。

今でこそありませんが、約40年前ですからね。
やはり地方都市「福岡」から見ていた「東京」は、何もかも洗練された日本の中心地「首都」なわけです。
その東京育ちの五郎は、僕には、やはりどこか違って見えた。

同じ歳でしょう?
同じ、漫画、そしてアニメ(当時テレビ漫画)、
そして経済大国となる高度成長期を展開していた大人の顔を幼少期に見せられていた。

そんな世代観を共にしていましたからね。

五郎とは、分かり合えるものが多かった。

ただ、ふたりの歌詞となる言葉のチョイス、
並べ方は違いましたね。

それでも、

「ここには、この言葉だ。ここにこの言葉を入れることで、
このブロックに意味ができる。そうなればテーマを、よりはっきりさせることができる」

このような感覚は、同じでした。

僕が、初めて五郎に作品を委ねたのは「熱風」でした。
僕は、歌詞書きが遅かったんですよね。

「この日、書き上げていないと、アルバムのリリース遅れてしまう」

一日も落とせなかった。

歌詞のできなかった僕の状態を危険と判断したプロデューサーが、
五郎に依頼していたのでした。

もう、すでに当時は、世界の散文詩を読みあさっていましたからね。
「熱風」の世界観をイギリスの天才詩人「ジョージ・ゴードン・バイロン」のようにしたかったのでした。

バイロンという詩人を見つけた時の衝撃。
一行一行に何かを予感させるものが詰め込まれてる。

「事実は小説より奇なり」

これ、バイロンの言葉です。

「女は恋人に恋をするが、次からは恋(を)(に)恋する」

バイロンですねぇ。

当時、海外の詩人の詩集はどこの本屋さんに行っても並んでた。

僕は「堀口大学」さんの訳詞を好んで読みました。
やはり日本語訳をする人によって、その世界観が全く違って見える。

詩的なセンス。

「堀口大学」さんは、
僕にとっては、海外版「谷川俊太郎」さんでした。

そのくらい言葉の使い方に惹かれたということです。

僕が「熱風」の世界観にバイロンを求めたのは、
上のような現代ドラマにも登場するような言葉の並びではなく、
「大英帝国」「奴隷」「悲哀」を感じる世界観の詩の方でした。

それにしても「高島屋」のロゴって分かりやすいよいなぁ。
僕が子供の頃には、もうアレだったもんなぁ・・・。

いや、今ちょうど名古屋駅でして、新幹線の窓からそれが見えたもので。

と、ここまで書き、新幹線の中で寝てしまい、東京に戻ってからも、バタンキュー。
先ほど、目が覚め、いま、これをアップしています。

本日、いやもう昨日だ。

大阪で、

「オゾン安全管理士」の認定資格試験を受けてきました。
合格したかどうかは、後日、通知が来ます。

東京は、申し込みをした時には、すでに定員オーバー。
大阪、日帰りで受けてきました。

世の中が「オゾン」に目を向けているのがよくわかります。
試験会場は、若い現役の学生、そしてそれを専門に仕事をされてらっしゃる方々が多かったな。

現場で仕事をされてる、すでにスペシャリストの方々も、
会社の指示で資格を取りに来られていたのでしょう。

驚きの質問をされた方がいらっしゃいました。

「ステンレスでも酸化します。どの種類のステンレス(番号)で、何ppmまで耐えられるのでしょうか?」

それに対し「オゾン協会」の方は、

「オゾンは、まだ未知です。そのようなデータは、我々の方が欲しい」

そんな方々に混じっての試験でした。

おそらく、というか間違いなく「オゾンガス濃度300ppm以上」を扱う仕事をされている方の質問でしたね。

「新型コロナウイルス」は、オゾンで除菌できることが奈良大学によって発表されました。
密閉された中でのウイルスが、不活化できることはわかっていました。

それでも、検証実験、結果報告が世の中にはモノを言います。

今後、「オゾン」の活用が、人類の生活様式を変えます。

と、今日はここまで。
五郎との話は、また明日以降。

疲れた。
寝るね。


ASKA(2021/10/20 2:38)

COMMENT

TOKYO FM「Terminal Melody」36回目放送~ゲスト「松井五郎」のコメント

  • ニックネーム:
    音楽活動、剣道の試合、資格取得と……素晴らしいですね!

    この記事を読んで自分も自分の人生を豊かにするために資格取得をしようと思いました。
    ありがとうございます。
  • ニックネーム:Bell
    松井五郎さんの握手のお話、ASKAさんが表れているようで面白く聴かせていただきました。それで大阪での試験は一般の方に混じって受けられたのですね。私はASKAさんって大胆だなあって思いましたよ。来週もどんなお話があるのか楽しみにしています😊
  • ニックネーム:世界を変える
    松井五郎さんとの共作『あなたが泣くことはない』の
    「冷たい雨も降り注ぐ光も見上げようとすれば同じ顔になる」
    という部分が非常に好きなのですが、ここは松井五郎さんから
    生み出された部分なんですかね?
  • ニックネーム:ゆーみ
    その様な資格を受けに行かれてたのですね。
    長旅もお疲れ様でした。良い結果が届きますようにと祈っています。
    松井五郎さん、声も話し方もお話しする内容も知性とセンスをお持ちの素敵な方ですね。初対面での握手のお話…心を開いてお相手と向き合う姿は、お若い時からずっと変わらない…ASKAさんはやっぱり素敵だなと感じました。次回のお話も選曲も楽しみです♪
    事実は小説より奇なり…有名な言葉はバイロンという方なんですね。堀口大学さんの訳の詩集、ちょっと読んでみたくなりました。
  • ニックネーム:fuuuzy
    ステンレスは性質も値段もピンキリなので、とても重要な質問ですね。

    新しいチャレンジをするパワー、素敵です。
    ASKAさん、ちょっとトッケビ感があります。

    辛く険しい道も笑いと愛を持ちながら、たくましく歩かれてる。グッドラック👍

    わたしはもうすぐ合否が届きます…