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第87回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト回【追記】

懐かしい曲で始まったなぁ。

本日は、

「ONLY LONELY」
「塗りつぶして行け」
「朝をありがとう」

でした。

実は、今日夕方、出版社の方と「ONLY LONELY」の話をしたばかりでした。
驚いた(笑)

初めての詩集「ONLY LONELY」は、当時の音楽雑誌「ガッツ」のライターTさんがつけてくれた名前。
当時、僕は「散文詩」の真似事をしていた。
その「真似事」に反応してくれたんだな。

「ASKA、詩集を出さない?」

と。

いやいや、恐れ多い。
ただでさえ、歌詞が苦手なのに「詩集」なんて。

あの頃26歳?
まだまだ修行の身。
今も、尚、修行中であります。

一度はお断りしたものの「Tさん」のお声掛けが熱く、

「『ONLY LONELY』ってすごくASKAっぽいよ。書いてみませんか?」

と。

その頃、僕は「歌の歌詞とはこういうもの」と、自分で勝手に決めつけた歌詞を書いてた。
僕の歌詞の遅さを知っていた、当時のプロデューサーからも

「ヤメた方がいい。歌詞に毛の生えたような詩集になってしまうよ」

と。
これ、書くきっかけになったかな。

「歌詞に毛を生やさなければいい」

歌詞とは、全く次元の違うモノを書いてみればいいのか。

それまでは、ほら「歌詞とはこういうもの」という解釈だったから、
僕は、それまで書いたことのない「日常」というモノをテーマにしてみました。

ASKA26 歳。
言葉の脱皮でした。

あんなに喜んでくれるとは思わなかった。
と、同時に、

「歌は等身大、日常がいちばん響くし、強いのではないか?」

と、その詩集「ONLY LONELY」から、僕の書く歌詞は一変しました。
女性形での歌詞が、一気になくなっていった。
女性言葉で歌うことに、嘘を感じるようになっていった。

当時、制作に入った「C&A」のアルバム「Z-ONE」
コンピュータとの出会い。
初めてやり出した、楽曲の編曲。

まだ編曲は認めてもらえなくてね。
詩集に合わせて作った楽曲「ONLY LONELY」
編曲は僕ではなくなってしまったけど、自分での編曲も気に入ってたんだよな。
でも、きっとプロデューサーには穴ぼこだらけに感じたのでしょう。

当時のオリジナル「編曲」は、もうどこにもないのです。
今、聴いたら、僕も穴ぼこに聴こえるでしょうね。

デビューしたレコード会社最後のシングル曲になりました。
2枚同時に出したんですよ。

僕は「ONLY LONELY」
CHAGEは「誘惑のベルが鳴る」

静岡だったかな。
朝の番組の「天気予報」で「ONLY LONELY」を使ってくれたんだよな。
他では、それほど目立たなかったけど、静岡の有線チャートでは「1位」になった。

リクエストをしてくれたリスナーさん。

「なんて綺麗なメロディ」

と、感じてくれてありがとう。
あ、やっぱり、このブログ一般公開にしなきゃだね。

僕も、すごく自信のあったメロディでした。

「サイモン&ガーファンクル」

の、ようにしたかった。

今日、出版社の方とお話ししたのは、その詩集「ONLY LONELY」の再販でした。
前のブログで「オフィシャル中古CD・DVD販売」のことを書いたでしょう?
その時に、すぐ思い出したのが「ONLY LONELY」の再販。

一時は「Amazon」で2万6千円だっけ?
そんな価格まで付いてましたからね。
先ほど見たら「500円」でした(笑)

それなら、僕が全部買おうかな。

以前、出版した会社とのリリース契約期間はすでに切れてるんです。
真新しい形で「ONLY LONELY」を再販、じゃないな、リリースさせていただきますね。

に、しても偶然すぎる。
そんな夜に流れた「ONLY LONELY」

偶然ではないのでしょうね。

ありがとう。


ASKA(2022/10/2 25:02)

追記:

え?
今、Amazonを見たら「500円」のはなくなってました。

最低でも「850円」か。
最高額「19400」円。

おいおい!
です。
それじゃ、ウチの会社が買っても送料込みの中古価格としては高い。

中古CD・本で、会社の利益を上げようなど、これっぽっちも思ってません。

精魂込めて作った作品を、こんな価格で売られてたまるか!

が、理由です。
あ、「発売近くになったら、その理由をお伝えします」とか言っておいて、
早速、バラしてしまった・・・よ。

(25:20)

COMMENT

第87回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト回【追記】のコメント

  • ニックネーム:smile S 。。
    「ONLY LONELY」詩集は持ってましたが、引っ越しをするうちにどこかに行ってしまったようで、手元に無い😥イラストがきれいな詩集でしたね。
  • ニックネーム:いっぺ
    まだ自分が3歳くらいの頃オンリーロンリーと恋人はワイン色の二曲をずっと母親にかけてくれと言ってた記憶があって、オンリーロンリーを聴くたびに子供の頃の気持ちを思い出します
  • ニックネーム:ゆーみ
    少しくらい悲しいほうが

    ひとにやさしくなれる


    心に沁みる夜です

    おやすみなさい
  • ニックネーム:けいか
    確かサンリオ出版の詩集だった記憶が(違ってたらごめんなさい)
    当時高校生だった私は、飛鳥さん←当時
    サンリオからの本なんだ❗なんか可愛いなぁと思った記憶があります。その時は手持ちのお小遣いで買えずじまい。せひ、再販してほしいです。
  • ニックネーム:MINEYO
    お疲れ様です。

    新宿で動画が観れるんですネ楽しみですネ。

    今年の3カ月程前ですが知人のLINEの乗っ取り?を知りました。私が一杯送信してたので焦りましたし既読つかないし何でかなと…。