第196回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト特集【追記】

2024.11.03

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本日、札幌入り。

先ほど、恩師たちと「ジンギスカン」を食べて部屋に戻ってきました。

さすが北海道、夜は寒いねぇ。

厚手のコート持ってきて良かったよ。

日本って縦長なんだなぁと思う。


今日は、リクエスト特集。


「好きになる」

「琥珀色の情景」

「BELIEVE IT?」

「BIG TREE」

「I feel so good」


の5曲でした。


そんな中から、まずは、

「琥珀色の情景」

この曲、タイトルは覚えていないのだけれど、ヨーロッパが舞台になったある映画が作品のきっかけだった。

その映画を観た時、自分にはヨーロッパのどこかの国で生涯を閉じた過去生があったんじゃないか?と思ったものです。

映画途中で猛烈に切なくなった。

でも、内容は全く覚えていない。

「木の葉」「西陽」「ゆり椅子」

その情景。

登場人物が若い女性だったのか、老女だったのか、それさえも覚えていない。


ただ「情景」

それだけが強く印象に残ってる。

この曲には、どうしても「チェンバロ」という楽器を使ってみたかった。

きっと映画の中で使われていたんだと思う。

編曲は「風舞」「熱風」を手掛けてくれた「笛吹利明(うすいとしあき)」さん。


「ギターとチェンバロが絡み合うサウンドで」


笛吹さん、「チェンバロなんて楽器、指定されたことがない」と、やや不安顔でしたが、スタジオでイントロが鳴った瞬間、

「ああ、これだ。あの映画の感じだ」

と、なったのを覚えています。


当時、楽曲のタネ明かしなどしていなかったので、ヨーロッパが舞台になった映画のことは、今、ここで初めて語ってるかもしれない。

この曲「C&A」のアルバムながら、僕がひとりで歌いました。

ハーモニーをつける曲ではないと感じたから。

聴き手には「哀愁」だけが伝わればいいなと。

歌詞に関しては「創作」だから、このメロディが呼ぶイメージだけで書きました。

当時のインタビューでは、どう語ってたんだろうね。

「琥珀色の情景」、久しぶりに聴きました。


続いて、


「BELIEVE IT?」


この曲を世に出した時、本当にたくさんに人から

「これ、体験談?」と、聞かれたものです。

ある日、ある男が、どこかの飲み屋である女優と出会し、意気投合。

そして、朝起きたら、その女優が自分の部屋のベッドで一緒に寝てた。

男も女優も、一夜のことを覚えていない。


と、いう設定。

これ、まだ僕たちがアマチュアだった頃、ある人に聞かされた話。

とにかく刺激的な話だった(笑)

だって、テレビではよーく知ってる女優さんだったから。

そんな嘘みたいな話ってあるんだなぁと。


この曲の作曲はCHAGE。

スタジオでオケが出来上がって行く途中で、僕から言った。


「この曲、歌詞はオレに書かせろ」


それまで、そんな10年前の話なんか思い出しもしなかった。

コミカルなタッチで歌詞を完成させたかったね。


「なんてこったい」


は、歌入れの時、不意に出た言葉。

当時のプロデューサーが、「それ、面白い!」と。

そうだね、その一言が全ての気持ちを表してるのかも。

この曲も久しぶりに聴いたよ。

ちなみに、その女優さんはメッセージにあった「黒木瞳」さんでも「賀来 千香子」さんでもありません。


メッセージをくれた方は、いろんな女優さんを当てはめて情景を楽しんでくれてたんだね😊

と、ここまで書いて、その話が果たして本当の出来事だったのかは、いまだに分かりません。

作り話だとしても、20歳そこそこの若者には、インパクト大な話だったのです。


来月は、薫がゲストだね。

以前から、薫の話は出てた。

でも、2回目のゲストって、これまでなかったからさ。

僕も、それはどうか?と思ったのですが番組プロデューサーの強い推しで決まりました。


でも、タイミング的にはこれとないタイミングじゃないかな。

薫は、12月16日(月)に2回目のワンマンライブを行うからね。

https://x.com/kaoru_miyazaki_/status/1851608055244529910

1回目の時、ライブ後に感想をメールした。

その僕のメールへの返信が、


「ちょっと!いきなりダメ出しヤメて」


笑った。

当然だよね?(笑)

ちゃんとダメ出ししてあげないと。

次も、そうするつもりです。


にしても、リクエスト特集。

選曲、そして楽曲の並び。

毎回毎回、見事だよなぁ。

ダメ出しがない(笑)



ジャネットさん、

番組構成ライターさん、

そしてプロデューサーさん。


この番組は、本当に「企画勝ち」

毎週、楽しませていただいてます。


ASKA(2024/11/3 23:49)


追記:

「琥珀色の情景」

当時、僕が語っていたものを送ってくれた。

だいたい同じことを語ってたね。


「前々から」というのは言い過ぎで、映画を観てからしばらく経って書いた歌詞だったんだろう。

「中世のヨーロッパ風なメロディライン」と、いうより映画がヨーロッパだったから、そう語ったんだと思う。

メロディ自体、中世ではないから。

チェンバロという楽器が「中世」という言葉を使わせたのでしょう。

(11/4 0:52)


コメント
  • ひろ♪Margaret♪

    ASKAさん、おはようございます!曲のエピソードが知れてよかったです(*^^*)私は、BELIEVE IT?のあと失恋男のモンタージュを聴いて、恋愛って色々あるなって思ったことがありました(^_^;)

  • ミホウマミ

    ASKAさんおはようございます
    いつも素敵なお話と情報に感謝です
    お歌を聴くとデジャブわかりますー
    私はお歌の中の詩はどれも好きですが 昔友人のことを思い出させてくださった 「good time」と「歌の中には 不自由がない」が心の中でドーンと響き思い出す事がありました
    若い時は携帯もなく すぐ電話もできず 相手の番号も聞いていず 思いだけが沢山動く時代でしたねー
    懐かしさと 探して会いに行ったことや会いに行って他の女性といてショック受けたことや 気づいてもらっても気づいてもらえず大地から神々に祈り忘れさせてほしいと願った日々が懐かしかったです そんな若い時代の事もAskaさんお陰で 歌を聴いて思いだします そして約束を守って会いに行けたこと 動けたことに感謝 歌の中ーは本当に当時の嘘や噂に騙されたことを思い出し 真実は会ってきちんと話すんだよと上司の優しさに守られた日々
    歌を聴いて本当になけてばかりでした でもその歴史があるから真面目に生きてこれて 良かったですいつか笑いながら会ってずるいよ〜って言いたいです(笑)でもとっても映画のような素敵なお歌 詩に感動してばかりです 札幌も寒いですが沢山楽しんでくださいねーコンサート大成功祈ってますねー

  • ccann

    「琥珀色の情景」
    今も大切に想っている切なさが心に染みます。
    チェンバロはギターに似たような楽器かと思ったら、ピアノの形してました。

    「BELIEVE IT!?」
    「Yin&Yang」で初めて聴きました。
    ASKAさんの体験談…キャーって舞い上がっていました(/▽\)♪!

  • トラデスカンチア

    ASKAさん、おはようございます😊
    今日は札幌ですね。
    寒いでしょうから風邪など引かないようにお気をつけくださいね。
    来週いよいよ広島✨お待ちしてます。
    その前の倉敷公演にも、後ろの方の席ですが参加します♬楽しみ✨

    ターミナルメロディまだ聞いてないのですが…。
    いろんな楽曲のお話、いつも楽しみにしております。
    「琥珀色の情景」私は知らなかったので、早速聴いてみます!!
    今日も寒い札幌を熱く盛り上げてくださいね!

  • 麻也子

    「I feel so good」
    聴くとなぜか切なくなるというか、すごく寂しくなるので、私はあえて聴きません😿

  • ミルコ

    ASKAさんからチェンバロという言葉が聞けるとは思いませんでした♪

    我が子へのダメ出しは親しか出来ませんから大切だと思って私も娘に来ないでと言われてもしつこく行っております。
    ダメ出しする為に♡

  • tori-shige

    チェンバロだったんですね。
    やけに弦楽器の音が聞こえました。
    当時はそんなこと考えもせずに聞きましたけど。
    哀愁漂う曲調が好きでしたね。
    久しぶりに聞けて良かったです。

  • abcravel

    札幌で恩師の方たちとジンギスカンですか〜
    楽しそうです。
    しかし厚手のコートとは、かなり気温が下がっているのですね。

    琥珀色の情景 頭に絵が浮かびました。
    ギターとチェンバロって合いますね。
    今の季節にもぴったりきます😊

  • WALK

    おはようございます。
    先日のLIVEの興奮冷め止まぬ内に『My Game is ASKA』DVD📀を観ました。
    香港整体の巻に大爆笑してました。
    ASKAさんのトークも大好き❤です。
    自分も今日行きたい〜♫

  • ひろこ

    リクエスト特集の解説ありがとうございます。種明かし、全曲できいてみたい。

    特に歌詞。
    こっちは必死に「なんでアンモナイト?」など考えて何度も歌詞読んでさぐったりするのに「当時の玄関のタイルにアンモナイト」なんて、しらんがな、です。

    私は個人的にはBIGTREEとIfeelの話を。
    まずBIGは、聴くときはいつもライブバージョンです。この曲のライブ動画も好きです。
    凄すぎてなんにも言えなくなる。
    最後の方の客席を見渡す時の表情が好き。わかってもらえますか、あの自信に満ち溢れた歌いきって満足そうなASKAさんの表情。あの一瞬の表情好き。

    Ifeelも凄い好き。とにかくディナーショーを思い出す。最後の曲だったからあの夢の時間が終わる時の気持ちが蘇り本当にさみしい気持ちになる。「これだけ楽しい時間過ごさせてもらったんだから終わるのも仕方ない、満足の内容だった」「でもまだ終わりたくない」を心の中で繰り返しながらきいていたからもうそのイメージしかない。凄い好きな曲です。

    また来年やってね💕ディナーショー。