オーディオシステム

2024.12.04

日常

東京から「オーディオシステム」がやってきた。

と、書くと何やらものすごいモノが届いたように見えるでしょうが、事実「ものすごいモノ」でした。


今回、「ステレオサウンド」でアナログレコードを作った。

いや、「作ってもらった」かな?

ステレオサウンドたっての希望で「SCENEⅡ」がアナログレコードになった。

今回、僕は、そのアナログレコード制作に携わっていません。

出来上がった音を聴かせて頂いた。


カッティング、マスタリング全て「ステレオサウンド」主導。

ある意味光栄だよね。

「何がなんでもアナログレコードとして形にしたい」と。


この「SCENEⅡ」は、俗に言う売れに売れたアルバム。

当時、予約の段階ですぐに60万枚を超えた。

と、いうところまでしか記憶にないんです。


リリース後、すぐにミリオンとなり、ここから「C&Aの黄金期」と、自分でいうのは変だけど、今、振り返って、やはり「黄金期」だったと言える。

このアルバムに火をつけたのが「はじまりはいつも雨」のシングルヒット。

毎週、追加プレス分がCDショップに入荷したその日に品切れ。

2ヶ月間だったけ?

3ヶ月?

チャートは、ずっと「2位」だった。

あの当時、レコード会社には1週間にプレスできる枚数が決まっていたため、品切れでは「1位」は取れず、そのままアルバムリリース。


結局、シングルCDを買えなかったリスナーが、アルバム「SCENEⅡ」を予約。

自分のアルバムがミリオンを超えるなど、考えもしてなかった。


そんなアルバムだったけど、時間が経つごとに、あの当時の流行りのサウンドにしてしまったことを悔やむわけです。

で、2018年にリマスタリングを行った。

1991年にリリースしたアルバムだから、実に27年を経てのリマスタリング。

胸のつかえが、やっと取れた感覚になった。


ステレオサウンドは、今回、その2018年のリマスタリングした「SCENEⅡ」をアナログレコードとしてくれた。


「1000枚」のみだって。


今日、そのアルバム、来週リリースだっけ?

それを一足早く届けてくれた。

「オーディオシステム」と共に。

「ステレオサウンド」が作った音、そのままで聴いてほしいと。


そのシステムの価格はいいや、目玉飛び出るから。

そんなシステムをもらうわけにはいかず、半年間の貸し出しで。

国内外、高級オーディオブランド製品の「LUXMAN」の部長さん直々に、京都まで足を運んでくれ、5時間かけてセッティング。


これは、カートリッジ(レコード針)を選んでるところ。


僕らの頃は「NAGAOKA」のカートリッジがポピュラーだった。

当時、2500円くらいだったかなぁ。

今日の、このカートリッジ、1個15万円というんだから、もうちょっとね。

オーディオマニアが、サウンドを追求するはずだ。


これは、レコード盤にかかる針の重さを調節してるところ。

「1.98mg」が表示されてる。

これを「2.00mg」に調節するんです。


これは、スピーカーとアンプを接続するためのケーブル作り。



で、組み上がったのがこれ。


このスピーカーはフランスの「Focal」というメーカー。

超有名です。

後ろで横向きになった「PMC」は、多くのレコーディングスタジオなどに置いてある。

完成したところで、聴きました。

「SCENEⅡ」


アナログレコードって、いつ見ても存在感がある。

CDを重ねると良くわかる。


音に関しては、このレコードが届く前に、チェック用として聴いてた。

アナログの立体感はすごいね。

自分が目の前で歌ってるよう。


で、今日、このサウンドシステムでもう一度。

仕事部屋で聴いたのとは、また違う。

リビングで鳴る音は、違う。


3種類の針で、聴き比べた。

「針」で、こんなにも音が変わるモノなのか・・・。

好みの「針(カートリッジ)」を選びました。


世の中はすっかり「サブスク」。

しかし、それにより、良い音で音楽を聴きたい層をしっかり確保できてる。

今では、アナログレコードの市場が確立したようです。


ところが、今度は、

「CDって音が良いし、便利」という、逆向きのリスナーが現れ出してると。

サブスクも音が良くなってきてるとは聞いてるけど、やはり音の粒だちなどはね。

ステレオサウンドの代表は、


「また、CDに戻るかもしれませんね」


と。

世の中はサブスク一色だけど、代表曰く、


「好きなアーティストの音楽は『CD』や『アナログレコード』で持っていたいと、いう流れができてるようです」


わかる。

僕も、いまだに「CD」を購入してるから。

と、いうことで、今日から約半年間、オーディオマニアになった気分で音楽を楽しみます。


ここ京都にもアナログレコードはたくさん持ってきてる。

贅沢な環境になりました😊


ASKA(2024/12/4 20:52)

コメント
  • 麻也子

    私はイヤホンで音楽聴くのが好きです。
    自分だけに歌ってくれているような感覚になるので。
    でも耳が痛くなるので、限界がありますね。
    レコードも聴いてみたいな〜

    追伸、今日テレビを一台廃棄しました。
    (リサイクル料金2,970円でした)
    寝室にあったテレビです。
    最近本当にテレビを見なくなって、、

  • ままちゃん

    かおちゃんです🐣
    👍️

  • Eleanor

    ひゃー!我が家にあるアナログレコード持参でお邪魔したい! そのエッグチェアに身を沈めて未体験の音を一身に浴びたい!
    一身に浴びたあとはASKAさんとコンビニ行きたい!

  • Yu−ku

    ASKAさんこんばんは。

    『SCENE Ⅱ』アナログ予約しました。
    届くのが楽しみです。

    持っているプレイヤーはエントリーモデルですが雰囲気だけでも…味わいたいと思います。

    お聞きしたいのですが、2005年のテッドジェンセンマスタリングの『SCENE Ⅱ』のはじまりはいつも雨はなぜシングルver.に変更されてるんでしょうか?

  • 蕎麦の人

    憧れるオーディオシステムですね。
    マニアにはたまらない組み合わせだと思います。

  • ナ〜

    このブログを読んで、アナログレコードの音をイメージしながら、自分なりにCDで「SCENEⅡ」を聴いてみる。

    CDも間違いなく👍👍👍👍👍

  • Sera

    すごいシステムですね!!
    目の前でASKAさんが歌っているよう。
    ぜひ味わいたいものです!!

    インディーズ界隈もサブスクが主流になってきています。
    ですが、お客さんたちはまだまだCDを買うのが楽しみになっているようです。
    CDやレコードが再熱してきているのを肌で感じます。
    うちのライブハウスでも、たまにですがレコードでチャゲアスを聴いています。
    大きな音が出せるので、とても贅沢な空間です🥰

  • だいすき

    2018年のSCENEII…(  ˙-˙  )あれ?
    記憶があやふや…
    聞いてみたいです👂🎶

  • sun

    ASKAさんへ

    レコードの曲と曲の間の
    プツプツ
    ときこえるのが味があって好きでした。

  • 夢はるか

    ASKAさん、こんばんは🌃

    私はサブスクがよくわからないという派?でもあるのですが大好きな作品はCDを自分の手元に持っておきたい派なのです😉映画もそうです。

    だって、音が全然違うし、世界観も違いますもの、ねっ🤭