元日0時のご参拝

2025.01.01

日常

昨年に続き、今年の元日ご参拝は、僕が子供の頃からいつも遊んでいた近くの「お宮」へ。


僕が「生まれてくる時の記憶を持ってる話」は、これまでもこのように語って来た。


「黒い大きな男の人にスコップのようなもので、燃え盛る「釜戸」に放り込まれた。その炎の中で、「あ、そう言えばこの炎は熱くなかったんだ」と思った。そう思ったということは、以前にも経験してるということ。

「輪廻」だよね。

その後、穴の中を転がるように落ちていった。

そして「光」のことを思い出した瞬間、その光が恋しくてしかたなくなった。

早く早くその光のところに行きたいと思った。」


生まれるまでの過程だね。

この記憶、


「僕はここにくることを知ってた」


『birth』の歌詞になるわけです。

子供の頃、この話をしても誰も信じてくれなかった。

もちろん、大人になってからも。

それで僕は、こう思った。


「この光景を『詩』にしてみよう。『詩』なら作品になる」


1983?1984年?(忘れた)に初めての書き下ろし。

「詩集:オンリー・ロンリー」

で「生誕の情景」として作品にした。


その数年後、産婦人科医たちが「子供は生まれてくる時の記憶を持ってる」と、発表してくれたことで、この「生誕の情景」が、改めて話題になったのでした。

そして、それから更に10年過ぎて、


「仏教の世界では、子供は釜戸にくべられて現世にやってくる」


と、聞かされ、自分が子供の頃から語ってきたことと一致したのでした。

且つ、漫画家「手塚治虫」さんの「火の鳥」 のなかで、子供が「釜戸」にくべられるシーンがあった。

僕は「手塚治虫」さんの漫画は大好きだったけど「火の鳥」シリーズだけは、読んでいなかったのです。

それは、あまりに多くの人から「ASKAは『火の鳥』を読んだ方がいい」と勧められ過ぎたから。


なんかね、僕の実体験が「火の鳥」にマスキング(覆われてしまうこと)されてしまうような気がしたんだね。

そのシーンが描かれていたのを見た時、ゾッとしたのはほんの一瞬で、

すぐに心が満たされた。


「手塚治虫」さんと、同士のような気がして。

同じ経験されたのかなぁと。


と、まぁざっと、こんな感じです。

ごめん、この話になると端折る(はしょる)ところがなくてさ。

どうしても、長くなる。


去年、初詣参拝を子供の頃から遊んでた「お宮」に決めたのは、そのお宮が「釜戸神社」に繋がりのある「お宮」であったことを知ったから。


自身の記憶に根強く残っていた「釜戸」。

僕らの世代は娯楽が少なかったからさ。

何かといえば、その「お宮」で遊んでた。

きっと、ずっと護ってくれてたんだろうなと。


今年も「1月1日0時」。

最初に詣したのが僕だった。

2分前くらいから、参拝用の石畳に立った。

昨年もそう、参拝が終わり振り向くと何十人もの参拝者が後ろに並んでた。


神様に、印象づけることができたかな(笑)

「あの時の僕ですよ」と。

お宮に着いたのは元日を迎える15分ほど前。


参拝(お宮)を仕切っていた方から、


「あれ?帰って来とうと?」

「はい、大晦日は、いつも実家です」



妹が写真を撮ってくれてた。


僕の頭、左上の板。

その昔、その板の後ろをぐるりと囲んでいた「絵」

あれ、子供の頃は昔の「戦」としか思っていなかったけど、今、思えば、「源平合戦」だったのかもしれないね。


馬に乗って弓を射る人。

倒れて血を流す人。

指揮をする人。


そうだったのかもしれない。


2025年、今年も無事明けました。

何かと話題の2025年。

どうか、世界が平和でありますように。


ASKA(2025/1/1 16:27)

P .S.

ひとつ前のブログ。

「巳年」の「巳」


「2回は書かない、1回で書いてみる」


そうなりました😊


コメント
  • adu

    あすかさん。

    ありがとうございます。

    手を合わせられている姿。
    両手の拳に
    力を込められている姿。
    空を見上げていらっしゃる姿。
    心のこもった所作が素敵です♡

  • リヴォリ通り

    どこかで 神社の "参道" は "産道" を表していると読んだことがあります。

    (それを読んだのがASKAさんのブログだったのか、そうでなかったのか記憶にないのですが🙏🏻💦)

    "御宮" や "鳥居" その他、神社にあるものが "出産"にまつわる意味を表しているそうで、とても興味深いです。

    その意味を知ると "昔は子どもが神社で遊んでいた" という光景が、私なりにしっくりきました。安心できる場所だったのかなと。

    「仏教の世界では、子供は釜戸にくべられて現世にやってくる」

    なぜ "釜戸" なのか?どんな意味があるのか?とても興味深いです。

    その記憶があるASKAさんがすごいです。しかも輪廻で!

    また色々なお話しを聞かせてください☺️


  • こば

    あけましておめでとうございます

    元旦に家でまったり過ごしたのは4年ぶりかな〜
    数年、年末年始はバイトをしていたので

    休みもまだあるので何か新しいこと始めてみます😀






  • boomomo

    ASKAさん
    あけましておめでとうございます。
    健康で、無事新年を向かえられ、感謝です。

    ASKAさんの巳の字、勢いがあって、とっても素敵です。
    2025年🐍、幸多き年になりますように。

  • さる

    ASKAさん、
    写真から大晦日の神社の
    清らかな空気が伝わってきます。
    ASKAさんのお参り姿も拝見できて
    嬉しいです。
    ありがとうございます(*´︶`*)♡

  • グラトワ

    今年も、ASKAさんに寄り添いたいです🥰

    妹さんが撮ってくれた写真、、
    今年私は初めて兄と二人で初詣にいきました。
    普段は、離れて暮らす者同士だけど、
    お正月は、必ず会える家族です
    当たり前だけど、当たり前じゃないかも
    と、思える程、私も大人になりました✌️😁

  • Machiko us

    ようやくこちらも🇺🇸
    明けましておめでとうございます。
    どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

    1年で1番日本が恋しくなる時期です。
    年末年始はやはり日本がいいですね。
    今年はASKAさんが何年ぶりに?!アメリカにいらっしゃる年!
    アジアももうすぐですね。
    キリンの首で待ってますね😊

  • もんち

    あけましておめでとうございます。私の息子は、小さな頃、空から「この人がいい」ってお母さんのこと選んだよって事、お腹の中のこと、光が見えて「もう出てきていいよ」って言われたから、出てきたよって話ししてました。もう忘れてしまったけど(笑)今でも不思議と親子で入っては行けない神社や危ない場所、2人同時に感じてすぐそこから去ります。そして、何かあったとき、不思議と連絡もないのに、お互いが駆けつけます。親子って不思議だなぁと2人でよく話しをしてます。前世はどんな関係やったんかな?って話も。人間って不思議だらけで面白いことが沢山起きますね♡♡

  • 水城

    毎年、大晦日の夜から睡眠をとり、新年が明けてから夫と三社参りに行きます。空いている時間帯になるからです。
    帰りに車中から初日の出を見るのが毎年恒例でした。
    しかし年末、夫がインフル感染😑
    何処も行けず😢

    正月以外にも時々、参拝します。お話好きな神主さんが板絵?絵馬?の由来や歴史を話してくれる事がありますよね。歴史はずっと繋がっている訳で、なのによく知らないまま住んでいて。
    神社内の雰囲気もあり、心が癒されます。

    私の初詣は少し先になりますが、
    ASKAさん今年も宜しくお願いします🐍

  • みーくん

    明けましておめでとうございます。
    4日後から今年の歌い始めですね。

    今年も何かと色々ASKAさんには期待していますよ(笑)

    もう9連休も残り4日しかありませんが、Fellowsの皆さんも健康で残り少ない休みを楽しみましょう。