2025.03.07

日常

僕の歌に「通り雨」というのがあります。

すごく良い「MV(ミュージックヴィデオ)」ができた。

https://www.youtube.com/watch?v=FHiA4ErNbHs

この「MV」の監督は「今井俊彦」


今井はね、当時会報を書いてくれていた「天野佳代子」、通称ミヨちゃんの紹介じゃなかったかなぁ。


「すごく良い写真を撮る」「ロックテイスト」

そして、何よりも「C&Aのファン」(笑)という紹介だった。



初対面の時、すごく照れてモジモジしてたのを覚えてる。

ロンドンにも来てくれたなぁ。

その後、そろそろテイストを変えたいということになって、少しだけ疎遠になっていたのだけれど、ある日「MV」の監督として僕の前に再登場。


「心に花の咲く方へ」

https://www.youtube.com/watch?v=DJUwTQ1t_L4


MVの監督として現れたわけじゃん。

数十人のスタッフを従えて。

現場において、あの頃ワイワイガヤガヤやってた頃の今井じゃなかった。

ロケバスの中で、当時のマネージャー&Vebars(ババーズ:女性スタッフ)たちと、


A「今井、笑顔ないよな」

V「そうなのよ、違うよね」

A「あれじゃないか?ほら撮影チーム引き連れてる監督じゃん。威厳見せてるんじゃないか?」

V「私たちに?」

A「違う、撮影チームにだよ」

V「あーそれなら分かる」

A「みんな、現場では『今井』とか『今井君』だとか言わないように。『監督』って呼べよ」


まずは、僕から、


A「監督、このロケーション(木更津)、前から知ってたんですか?」

I「以前から、撮りたいと思ってたんです」

A「やはりモノクロの方がいいのかなぁ?」

I「モノクロで行きましょう。『男ASKA』、表情のシワまで見せたいんですよね」


そういうやり取りを、カメラクルーは見ているわけです。

監督と僕の関係値、つかみはオッケー!

その後も、今井の顔には笑顔無し。

マジか、こいつ成り切ってんなぁ。

いや、今はもう僕らが知ってる昔の今井じゃないかもしれない。

馴れ合いは、迷惑かもしれないなと。


で、早朝から始まった撮影もお昼を迎えるわけです。

僕らはロケバスで昼食。

そこに今井がやってきた。

他に用意してあった衣装を見に。

クニちゃんと、会話してる。

淡々と、笑顔無しで。

でもなぁ、ここロケバスなんだよなぁ。

撮影チーム、誰もいないんだよなぁ。

それでも「今井監督」。

なんか、おかしくなってきてさ。


僕は、後ろから、

「このやろう!今井!!(指ツン!)」

そしたら、今井も

「いぇーい!!」

って、あの頃のふにゃふにゃの笑顔で。

ロケバス内、一気に「Back to the あの頃」


A「そう思ってたんだよ、オレたち、オマエに合わせてたんだぞ」

I「知ってますって。わかってますって!お願いしますよー!」(爆笑)


ちょいと長めの昼食。

いつもの僕らな感じ。


I「さて、続きやりましょうか」

A「よし、やるか!」


で、ロケバスを出たら、また、笑顔無しの監督と、クリエーターのASKA。

撮影は一日で終了。

あれは、おかしかったなぁ。


全員で今井のスタッフを騙した。

今井は、もちろんこちら側(笑)


僕の事件後、すぐに連絡をくれた。


「アルバム、制作してるんですよね?僕にやらせてくれませんか?ギャラなど無償でいいです」


無償というわけにはいかないよ。

とりあえず3曲、撮ることになりました。


「と、いう話さ」

https://www.youtube.com/watch?v=p1EBazEP_Co

「リハーサル」

https://www.youtube.com/watch?v=_Gk4jv-bZUo

「東京」

https://www.youtube.com/watch?v=GeVCgkXm6cg


その後も、

「しゃぼん」

https://www.youtube.com/watch?v=joPZEmDBvyc

などなど。



今、僕はドキュメントを撮ってます。

「WHO is ASKA!?」のリハーサル立ち上がりから、ずっとツアーを今井が追いかけてくれてる。

マレーシア、台湾も、そしてそれはまだ続きます。


先日、マレーシアでの集いでは、そのドキュメントの触りを参加者に観てもらった。

あれ、触りです。

当然、消えるシーンはたくさん。


6月放送だっけ?

まだ、未定だね。

テレビ放送「ASKA スペシャル」では、今井の追っかけ映像がかなり使われる。

放送、60分では足りないと思うんだ。


「完全版」は、また違った形でお届けできればいいなと。


なんで急に、こんな話を?

さっき、部屋の窓から空を見たんだよ。

京都は、「通り雨」ではなく「天気雨」でもなく「天気雪」がパラついていた。



ASKA(2025/3/7 15:50)


コメント
  • 恭平

    追加公演の日程も早く知りたいです!

  • ごりごり

    ⭐ASKA様⭐ゆっくりされてますか?京都の青い空と太陽素敵で綺麗に撮れてますね😊今日は寒かったです。お風邪ひかれませんように🚀🌍️😇⭐

  • ミル

    ASKAさん♡お疲れさまです(*ˊ˘ˋ*)

    アルバム「Too Many People」のMVはどれも本当に素敵です!!!
    「通り雨」は歩いているASKAさんが立ち止まって路上ライブを観ていたのに、最終的にみんなの輪に入って歌っていたという(笑)
    あのシーン、サプライズだったんですよね(*^^*)
    あの時の腕時計が、後のFellows Watchになったのも感慨深いです(*ˊ˘ˋ*)

    今年の1月は、ASKAスペシャルがなかったので気になっていたのですが、6月にあるのですね\(^o^)/ワーイ

    素敵なブログありがとうございます☆。.:*・゜

  • 名前はまだ無い

    今、こちらのブログでご紹介された「MV」全て見終わりました。

    「通り雨」は本当に素敵な「MV」で
    ここ1〜2年で1番に観ていると思います。
    「心に花の咲く方へ」も、モノクロの演出がとても効果的で、素晴らしい作品だと思います。

    今回をきっかけにして、ゆっくりと「MV」を見直してみたいと思いました。
    「一度きりの笑顔」も、ASKAさんの手書きの文字も重なり合った素敵な「MV」だと思いました。

    京都の「天気雪」のお写真とても美しく撮れてますね。
    京都の空も、きっと美しい眺めなのでしょうね。
    ありがとうございます🌈

  • 麻也子

    マレーシアの集いで観たドキュメントは何分くらいだったんだろう??
    あの集いでは、一度も時計を見ませんでした。
    何時に始まって、何時に終わったかも、覚えていません笑
    そのくらい、夢の時間でした✨

    今は毎日、時計しか見てません😹

  • みい

    ASKAさん、こんにちは😊

    素敵なお写真ですね😊
    ミヨちゃんと今井さん✨楽しく拝読させていただきました。
    今井さんの撮られた映像、とても楽しみです。

  • ゆーたろー

    こういうASKAさんの話がきっかけで、当時のMVを見て心が揺さぶられたのを思い出しますねぇ。
    『何があっても僕らのASKAは凄いんだぞ』って。
    ASKA×今井監督チーム
    ナイスな表現者達です👍

    おっと、もちろんVebarsもナイスでございます。

  • あつこ☆彡

    京都は、こんなに眩しい陽射しの中で、雪が舞っているのですね。
    『天気雪』
    京都の初春を想像できる素敵な言葉ですね。
    さすがASKAさんです😌
    マレーシアで拝見した今井監督のドキュメント映像。ASKAさん達がLIVEを創り上げていくプロセスや、その息遣いが伝わってきて、引き込まれました。
    LIVE映像と一緒に、また映画館で観たいです✨

  • 晴れ女

    ASKAさん、こんにちは☀️
    昼間は、だいぶ暖かくなってきましたね。
    楽しいお話と、素敵な写真ありがとうございます。

  • mitch

    寒い一日ですね。
    今井監督の映像、楽しみにお待ちしています。