第222回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト特集
2025.05.04
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本日のリクエスト
この4曲だった。
◾️明け方の君
◾️あとまわし
◾️C-46
◾️通り雨
「あとまわし」が来ちゃったか(笑)
「あなたの発表した作品で、できることなら無かったモノとしたい作品をあげてください」
という、アンケートがあったとしたならば、僕は「あとまわし」を選ぶ(笑)
デビューに漕ぎ着けたものの、その時点で「オリジナル曲が6曲(なんとか発表できる楽曲)しかなかった」という話は、これまでいろんなところでしてきた。
1978年頃、まだデビュー前だよね。
当時、福岡ではアマチュアの「ザ・ベストテン」番組みたいなモノがあった。
すごいよね?
アマチュアだよ。
テレビだよ。
30分番組だよ。
毎週だよ。
その番組ではハガキ形式で「ベストテン」を決めてたんじゃなかったけ?
たくさんの組織票が、その「ベストテン」を左右してた。
アマチュアバンドのファンの組織票ね。
僕たち「C&A」は、組織票を呼びかけたことがなかったんです。
当時すでに全国放送のテレビ番組「コッキーポップ」に出演していたから。
その頃、「流恋情歌」はあったけど、まだ「ひとり咲き」はできていなかった。
でも「あとまわし」はあったんです。
その番組でいつも上位になっていたのが「あとまわし」だった。
僕が、まだ「フォークソング」にどっぷり浸かっていた頃。
ウケ?
そう、その番組では、上の世代に「あとまわし」がウケてた。
「ウケの良い曲」
それだけで、どこか満足してたところがあったな。
福岡は「日本のリバプール」なんて言われてた。
今でも、そう言われてるのかもしれない。
福岡ってところは独特の文化があった。
それは「アマチュアを育てよう」と、地元放送局がタッグを組んでたこと。
「博多どんたく」や「博多山笠」などのお祭りでは、街中の至る所に「即席ステージ」があった。
今でいうところの「ストリートライブ」だよ。
そういう意味では「福岡」は下地があった。
早かったんだね。
今、福岡でもストリートミュージシャンが歌ってます。
もう10年くらい前のことかな。
ある日、中洲の橋を歩いていた時、たまたま僕の楽曲をギターで歌っていたストリートミュージシャンがいた。
少し離れて1曲通して聴いた。
声をかけたか?
いえいえ、かけません。
空気が変わっちゃうだろうから。
僕らは、デビューしてから本当に苦労したんだよ。
何せ、何せオリジナル曲が無かったから。
今日、流れてきた「あとまわし」を聴きながら、いろんな事を思い出した。
そして、歌詞も曲も、できる事ならば「いち」から書き直したいと。
作りが、とことん甘々。
でも、あの時代があったから、今があるんだと言える。
きっと、誰もが通る道。
「あとまわし」という作品を通じて「あの時代」を懐かしむことができた日となりました。
リクエスト、ありがとう。
ASKA(2025/5/4 15:18)
-
ネコのミー
知りませんでした。
今から聴きに行きます。 -
ドンナ
ASKA様♥
タミメロ、ガストモーニング頂きながら拝聴しました!
あとまわし 初めて聞きました😅
初体験👂️👂️
私の今のローテーション曲は
「流恋情歌」です♥ -
Primavera
ASKAさん、こんにちは。
あとまわし、聴いた事が無かったので嬉しいです。良い5月を!!! -
ゴールダスト
あとまわしにしてきた色々な事を、時を経て再び動かすことの歓びを最近感じています