第226回「ASKA Terminal Melody」〜リクエスト特集
2025.06.01
音楽
本日のリクエストは
▪️翼
▪️ロマンシングヤード
▪️なぜに君は帰らない
▪️NO PAIN NO GAIN
▪️君
の5曲でした。
「翼」なぁ。
この曲、デビューアルバム「風舞」の時に作った楽曲だった。
でも、入らなかったんですよ。
理由は、プロデューサーの一言だった。
「似合わない」
この曲は、デビューしてすぐからステージでは歌ってた。
ヘッドアレンジで。
確かになぁ。
楽曲が可愛かったんだよな。
いや、可愛く仕上がってしまった。
でも、ライブでは盛り上がるわけです。
と、いうか、ステージ映えする曲がこの曲しかなかった。
ほら、オリジナル曲が少なかったから。
でも、お客さんの間では人気曲。
それはプロデューサーも認めてた。
で、編曲家を立てて正式にレコーディング。
その時、プロデューサーが編曲家にどのように楽曲の発注をしたのか、記憶をたぐってはみたのだけれど、思い出せない。
でも、
「可愛くならないように」
と、オーダーしていた一言は覚えてる。
で、レコーディング。
確かに、可愛くはならなかったけれど、テンポ感を失ってしまった。
歌入れは行ったね。
完了した。
あ、その前に「歌詞が良くない」とのことで、女性の作詞家を立てたんだった。
ファーストアルバム「風舞」の中の1曲「御意見無用」の歌詞を書いた「 阿里そのみ 」さん。
「そうかぁ、やっぱりオレは歌詞がだめなんだなぁ」
と、屈辱感。
でも、当時はそこまでの屈辱は感じなかった。
自分で歌詞が苦手なのを知っていたから。
でも、僕の仮の歌詞を聴いた「阿里そのみ」さんが、こう言った。
「この歌詞のどこが気になりますか?私は女性として『奪い去る」という言葉は出てきません。これはこのままで良いのではないでしょうか?」
そうだった。
その一言が、楽曲を押してくれたんだった。
結局、荒削りながらも僕の歌詞が採用された。
でも、スタジオで歌入れをしながら、歌に集中できなかった。
なぜなら、編曲を変えたことで、ステージでのボルテージに達することができなかったから。
なので、僕からだ。
そうだ、僕からだ。
「風舞に入れるのをやめたい」と申し出たんだった。
当時、アルバムは普通10曲入り。
「風舞」が9曲だったのは、そういう事情からでした。
そして、ツアーメンバー、いや「バンド」と呼んだ。
「火魔神」を結成。
ピアノの「平野孝幸」、通称「タコ平野」が、再度編曲。
ステージで演奏していたあの感覚を再現したいと、話をした。
それで出来上がったのが2枚目のアルバム「熱風」に収められた「翼」でした。
あの頃、僕らにはビート曲が少なく「翼」「幻夜(万里の河のカップリング)」の2曲しかなかった。
そこに加わったのが「御意見無用」
確かにバラード曲(スローな曲)は書きやすかった。
それは、今でもそう思ってます。
「熱風ツアー」での1曲目(オープニイング)に「翼」を。
でも1番だけ。
そして、後半「悲炎」で、クライマックスを作り、最後にオープニングで歌った「翼」が再登場。
この「悲炎」〜「翼」の流れが、「熱風ツアー」の象徴だった。
「翼」か。
今、聴くと、確かに可愛すぎる。
でも、あの頃は、この曲で「青春」を感じてくれた人も多かったはず。
今だから言えることだね。
そんなことを思い出したリクエスト特集でした。
ASKA (2025/6/1 23:04)
P.S.
さて、今日は明日に備えて、早めに寝るとします😀
コメント
-
理子
翼初めて聴きましたけど良い歌でした。
私はファンになって36年経ちますけどまだまだ知らない歌があるのだなと思いました。 -
at−nayua
ASKAさん、当時を思い出しながらのリクエスト特集の感想ありがとうございます✨
凄く覚えているものですね!
明日に備えて、私も早く寝ます🎵
おやすみなさい☆ -
シンデレラ
明日は、決戦の日ですね💪
ぐっすり眠ってね🌙おやすみぴょん🐰 -
きょろ
まだ聴けてなくて、あとで聴きます!おやすむです!
-
maimai
明日行きますね!おやすみなさいませ♡