MANAGER’S EYE

セットリスト

こんばんは。
マネージャーのデビルです。

6月に予定していたビルボード公演の延期、
そして、映像の発売が延期になったこともありますので、
今日は、「ASKA premium ensemble concert -higher ground-」公演の
セットリストについて書きたいと思います。

ツアー開催日が確定したのち、ツアーのコンセプトを加味した選曲会議が行われます。
そこに参加したのは、ASKAさん、バンマスの澤近さん、ステージプランナーの大久保さん、
そして、新参者ではありますが、マネージャー・デビルの計4人。
今回、初参加。ワクワク極まりない。

デビルを除く3名は、歴の長いベテラン選手。
幾度となく、多彩な公演を作り上げてきた強者(つわもの)達が勢揃いし、
各々が思う楽曲を提案する場です。

その3名の中には、言わずと知れた空気が漂っていましたが、
新参者のデビルにとって、そんなことはおかまいなし。

意気揚々と無邪気に、そして空気も読まず、いや読もうとせず、
まずは個人的に聴きたい楽曲を猛提案。

しかし、ASKAさんの頭の中には、すでにコンサートの枠組みが構築されていたため、
私が提案した楽曲は、ことごとく玉砕。
100本ノックのごとく、もはや、当たって砕けろ状態です。

ええ、まあ、想定していた範囲内の出来事ですので、
もちろん、めげませんよね。

最終的に残った候補曲をメモってくれていたのが、バンマス澤近大先生。
「メモを送っていただければ、最終候補曲を表にまとめて皆さんに送ります」と優等生なフリをしつつも、
こうなったら、歌ってもらいたい楽曲を、しれーっと、忍ばせるしか手はない。

そう、強行突破です。

数日後、リハーサルの開始です。

実際コンサートで披露した楽曲数(23曲)に加え、
予備曲も数曲準備した状態でリハーサルは行われます。

候補楽曲は、ホワイトボードに貼られた状態で、
演奏しながら、曲の流れやコンサート全体の緩急を考慮し、
選曲や曲順などの入れ替えを幾度となく繰り返して、最終的な楽曲が決まります。

私が、しれーっと忍ばせた楽曲も、もちろん、ホワイトボードに貼られています。

まずは作戦成功ですが、油断大敵。
選ばれし23曲に入らなければ意味がない。

そして、リハーサル休憩時間中。
ふとホワイトボードに目をやると、デビル曲がペロッと枠外に出されているではありませんか!

「え!?なぜ!?ここで落選されたら、コンサートでは披露されない。こりゃあまずい...」

周りを見渡すと、休憩時間のため、リハスタには、だーれもいない。
チャンスです。

そーっとリハスタに忍び込み、枠外に出されたデビル曲を、
枠内にしれーっと戻す。

そして休憩時間が終わり、リハーサルの再開。

「あれ?この曲、外さなかったっけ?」
と言っているかのような、ASKAさんの仕草。

しかし、誰も目撃者はいないため、
頭に「?」が浮かびつつも、そのまま歌い続けるASKAさん。

外されては戻し、戻しては外され、を何度繰り返したことでしょう。

ついに努力が報われたのか、
見事、選ばれし23曲にデビル曲も入ったままとなったのです!

後日、ツアーが始まってから、ASKAさんにこのことを打ち明けたところ、
どうもおかしいなぁ、と思っていたそうです(笑)。

このようにして、「ASKA premium ensemble concert -higher ground-」公演の
セットリストが完成したという訳です。


この手は、今後も使えるな...。



デビル(2020.5.26)