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台湾版紅白「超級巨星紅白藝能大賞」

こんにちは。
マネージャーのデビルです。

昨日の6月9日、1年前の去年、ちょうど台湾公演本番日だったんですね。
あのころがもうすっかりと、懐かしい。

では今回、2019年の年明けに、台湾版紅白に出演した時の小話を。

日本でどんなに動員出来るアーティストだとしても、海外公演を開催するにあたり、
現地でのプロモーションを行わないと、その先に成功は見込めない。

これは、日頃からASKAさんが言っていることです。

2018年のビルボード公演後すぐ、2019年のバンドツアーが皮切りとなりました。
6月のアジア公演に向けて、正直、時間的余裕はありませんでしたが、
約10年振りのアジア公演となるため、どんなにハードなスケジュールになろうとも、
現地での事前プロモーションはしっかり行なおう、と、何度も何度も打合せを重ねていました。

そんなある日、台湾版紅白「超級巨星紅白藝能大賞」への出演の話が舞い込んできたのです。

場所は台北アリーナ。
旧正月大晦日の放送に向けたライブ収録。
台湾の老若男女が見る番組。

「コンサートに向けたプロモーションの主軸になるかもしれない」

満場一致で、台湾版紅白の「スペシャルゲスト」としての出演を決めたのでした。

2019年の年始。台湾に到着。

空港では、現地メディアやファンの方々が大勢出迎えてくれ、
時を経ても遜色ないASKAさんの人気具合を実感するのも束の間、
台湾版紅白「超級巨星紅白藝能大賞」のリハーサルへ。

到着してビックリしたのが、広大な会場に設置された豪華なステージセット。
規模感の違いに、ASKAさん含め、一同ビックリ!
口が自然と開いてしまうって、こういうことなんですね...。

さらに、リハーサルの出番待ちのとき。
当初、2曲テレビサイズ、1曲フルサイズでの出演を予定していましたが、
急遽(しかもリハーサル直前に)、3曲全てフルサイズに変更になるという大騒動。

有難いお話しなのですが、変更になったのがリハーサル直前。
お察しの通り、バックステージは、てんやわんや。
予定外のことが次々と起こりましたが、そこは海外公演。
本番直前での変更ではなかっただけ、良しとしましょう(笑)。

そんなこんなを経て、ASKAさんのリハーサルが始まりました。

大規模なステージ。
豪華なステージセット。
大勢のライブスタッフと無数のカメラ。

さすがのASKAさんでも、少しは緊張するのかと思いきや、
緊張の気配すら感じられず、逆に、壮大なステージに負けない存在感。

ふと、会報用の撮影を頼まれていたことを思い出し、
「この姿は収めておこう!」と観客席に下り、撮影をしようとカメラを構えたところ、
背後から、確実に日本語ではない言語で、
「ちょっと!そこに立っているとASKAが見えないじゃない!」
と言っているであろう声が...。

振り返ると、現地スタッフの人達が、
ASKAさんのリハーサルをノリノリで観ながら、
「見えないから、どいて」という仕草...。

「あのぉ...。私、ASKAスタッフ...。」

と、心の中で思いながらも、
現地の方々にも喜んでもらえているのは正直嬉しいものです。
素直に退きましたよね(笑)。

「はじまりはいつも雨」
「SAY YES」
「UNI-VERSE」

この3曲を本番でも歌ったのですが、
「はじまりはいつも雨」「SAY YES」で合唱が起こっただけでなく、
「UNI-VERSE」でも合唱だったんですよね。
撮影していたカメラマンさんも歌っていたくらいです。

さらに、本番の舞台袖で待機していた時も、
司会をしていたミッキーが、モニターを見ながら大合唱。
モニター越しに、ASKAさんの声を確認したかったんですが、
ミッキーの声しか聞こえないくらい大声で...。

本番前の控え室には、現地ミュージシャンや関係者など、
ASKAさんが休む暇もないくらい、次々と挨拶が続きました。

10年振りに訪れた台湾でも、ASKAさん、ASKAさんの音楽は、
多くの人々に愛され受け継がれていることを、改めて感じ得た日。

そんな、台湾版紅白「超級巨星紅白藝能大賞」の出演映像です。
お時間ある時にでも、再度ご覧いただければと思います。



デビル(2020.6.10)


ASKA「超級巨星紅白藝能大賞」出演映像